美術館と博物館

2017年08月10日

九博で 世界遺産 ラスコー展を観覧しました。

家族で九州国立博物館に行きました。

いつものように、ママには「梅ヶ枝餅を食べに行こう」と、息子には「ガチャがあるよ!」とだまくらかして、福岡へ連行しました。

今回の展覧会は

世界遺産 ラスコー展 です。

あの国語の教科書で習ったラスコー洞窟の壁画の世界を体感できるのです! 

亭主ワクワクです。

朝一番で行くと太宰府駅参道の駐車場(500円)は一番近いブロックに停めることができました。


会場入口も空いていました。

会場では、誤差1mm以下の精度で再現された実物大の洞窟壁画(まるで本当に洞窟内にいるよう)が展示されていました。

クロマニョン人が描いた壁画は、2万年前とはいえ、その描写力は見事で、また、鮮やか彩色がはっきり残っていることが素晴らしい!

彼らは真っ暗な洞窟内で動物の脂に火を灯して描いたと言われています。

なお、展示室内は数分毎に照明が落ち、ブルーライトに照らされると、

彩色に隠れた線刻(絵を際立たせる)がライトで浮かびあがります。

群れで川を泳いでいる様子のシカ

これらは地面から2mの高さにあり、ハシゴを使って描いたという説があります。


二頭のバイソンは

互いの尻の部分に濃淡がつけられ、遠近感を出しています。また、左の赤い部分は毛が抜け変わる時季を表現してあるようです。

等身大のクロマニョン人がリアル!

週末は夜8時まで夜間開館を行なってますが、たまに、映画ナイトミュージアムの様に実物のクロマニョン人が現れるらしいです。


動物を捕獲して調理したり、毛皮を縫い合わせる石器等も展示されていました。

なお、これら展示室内は一部撮影可能です。最近は撮影可能な展覧会が増えてきました。

グッズコーナーの写真がなく残念ですが盛況でした。


息子はガチャポン「仏像のミニチュアコレクション」にチャレンジ!

見事に、左の金剛力士立像の「阿形(あぎょう)」を手に入れました!

前回来館時に手に入れた「吽形(うんぎょう)」と合わせて「あうんの呼吸」が完成です!

組み立て、「机の守り神にする!」と部屋に持って行きました(^^)



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2017年06月07日

水俣市立水俣病資料館で強く学びました

熊本県水俣市のエコパークみなまたでは

春のローズフェスタが開催されていました。


園内には750種6500株のバラが春(5月)と秋(10〜11月)に満開となります。


入場無料(お気持ちで協力金を)で目の保養ができます。

公園内には親水海岸、物産館及び食堂も整備され、家族で一日中遊ぶことができます。

護岸工事が行われた親水海岸からは恋路島が見えます。この日はあいにくの天気でしたが、夕焼けがとても美しいでしょうね。


園内には遊具を備えた広場や球技場もあります。通路は木陰も多く、ランニングには絶好の環境ではないでしょうか?

平成2年、それまで水銀を含むヘドロに汚染されていた水俣湾は埋め立てられ、58.2ha(東京ドーム13.5個分)のエコパーク水俣が完成しました。

高濃度の水銀を含んだ海底の汚泥をしゅんせつし、湾奥部の約58万平方メートルに埋め立てた上で、海との境界(護岸部分)に「鋼矢板(こうやいた)セル」と呼ばれる直径29メートルの巨大な円筒を隙間(すきま)なく並べて封じ込めています。熊本地震で水俣市は最大震度5弱でしたが、県は鋼矢板セルなどを点検して「異常なし」としています。

鋼矢板セルの耐用年数は50年とされていますので、腐食や破損の可能性もあり、県は2008年、水俣湾埋め立て地の耐震や老朽化対策を検討する有識者委員会を設置し、調査を続けています。

また、水俣の海は平成9年7月に県知事が安全宣言を出し、元の美しい海に戻りました。現在、沿岸・近海では安心、安全な美味しい魚が流通しています。

その広大な公園の一角にあるのが
 
水俣市立水俣病資料館
国立水俣病総合研究センター水俣病情報センター
熊本県環境センター

の三館です。

国・県・市が三位一体となり公害問題や環境問題について情報発信する拠点を設けました。


水俣病資料館は、
水俣病の歴史と現状を正しく認識し、悲惨な公害を再び繰り返してはならないという切なる願いと、貴重な資料が散逸しないよう収集保存し、これを後世へ継承していくことを目的として、平成5年1月に開館されました。


開館後も最高裁判決での国、県の責任確定。被害者救済策の施行。地域再生の取組等水俣を取り巻く環境は大きく変化し、近年館内はリニューアルされました。

受付で写真撮影の許可をいただき、支障がない程度に撮影させていただきました。


昭和31年5月1日は水俣病の患者が公式確認された日です。写真は当時の保健所の公文書です。

しかし、原因企業のチッソはその後もメチル水銀を含む工場排水を水俣の海に流し続けました。これは昭和41年まで続きました。



作家の石牟礼道子さんは類い稀な文才と方言を駆使して、表現を持たぬ水俣病患者の代弁者となりました。

写真は著作「苦海浄土」の中の一文です。


経済成長の流れの中で、企業、国、県の対応は遅れ、多くの被害者が苦しみました。

写真の左下は患者の方が身体の症状の緩和のために半年間で服用した薬の包装です。

水俣市はこの負の歴史から立ち直り現在では有数の環境都市として生まれ変わり
ました。

低農薬の野菜や柑橘類は全国でも有数のブランドです。

しかし、水俣病患者の方や水俣の方々がこれまでもこれからも背負わされている負の歴史は、私のにわか知識では到底語ることはできません。

幸い、亭主はこの夏に再度この資料館を訪れる予定があります。
正しい知識をしっかりつけて、これまでの無知、誤ちを反省したいと思います。

なお、館内はミュージアムショップも充実しています。


現在、熊本県内の全ての小中学生は水俣病について学ぶ機会があります。

この日も大型バスが何台も停まり中学生を降ろしていました。

資料館のパンフレットにも記載してありますが、「水俣病はうつりません。」

無知な知識は差別を生み出します。子どもたちにしっかりと教育をしていくことが私たち大人の責任であります。

    
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2017年05月30日

1年越しの「円山応挙」展は裏切らない名展!(6/4まで!)

八代市立博物館未来の森ミュージアムで開催されている展覧会を見に行きました。
 
世界的に有名な伊東豊雄氏の設計による建物は周囲との調和をテーマにされています。


正面エントランス

今回の展覧会は   
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「円山応挙」(まるやまおうきょ)展

本来ですと昨年4月に開催されるはずでした。学芸員さんが展示と作品のチェックをすべて終え、翌日の開会を目前にした4月14日夜にあの熊本地震(前震)が起こりました。翌日、当博物館は、来場者と作品の安全を考え展覧会の中止を決定してすべての作品を京都にお返ししました。八代市はその夜に再び大きな本震に見舞われました。

「お借りした作品を天災から無事に守った。」
当博物館の学芸員さんの誠意と努力が実り1年越しの展覧会開催となったのです。

会場では臨済宗の相国寺(しょうこくじ=日本最古の法堂建築として一六〇五年に再建)が誇る日本屈指の応挙コレクションや弟子の呉春長沢芦雪(ろせつ)の作品を目にすることができます。


また、臨済宗相国寺派の大本山である相国寺(しょうこくじ)の歴史が分かりやすく解説されており、相国寺の塔頭寺院(たっちゅうじいん=高僧の死後、墓を守るためにお弟子さんたちが造ったお寺)である金閣寺(鹿苑寺)と銀閣寺(慈照寺)に所蔵されている美術品も併せて展示されています。


さて、円山応挙(1733~95)は江戸時代中期に京都で活躍した画家で、伊藤若冲をはるかにしのぐ人気画家でした。彼の特徴は圧倒的で緻密な写生術であり、それまでの日本の絵画にはみられない斬新な制作法でチラシの「牡丹孔雀図」らが描かれました。

会場内には、長さ3.6m、幅1.4mにも及ぶ
「大瀑布図」などの26点が展示されていました。
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展覧会チラシより(実物をご覧になってそのスケールをお楽しみください。)


中でも亭主が注目したのは「七難七福図巻」です。
経典に説かれる七難と七福をリアルに描くことで、仏神への信仰心と善行をうながす目的で制作された絵巻なのですが、絵巻に描かれているのは写生ではなく応挙が想像した天災(地震など)と人災(盗賊など)と福寿(豊作など)の様子が非常にリアルに表現されています。
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yahoo画像より(写真は福寿巻)

会場では触れられていませんが、天災の恐ろしさを身を持って感じた熊本県人へのメッセージが込められているのでは?と感じるとともに、

さらには、亭主が先月に観覧した熊本県立美術館での展覧会 「震災と復興のメモリー@熊本」に展示されていた  edoansei

国宝「江戸大地震乃図」 (安政江戸地震の情景を描いたもの)と相互リンクしているのではないか?とも考えられる名作でした。

(参照) 
5/16の日記「土佐の龍馬と肥後の小楠」展 


なお、展覧会場は(八代としては)非常に盛況で、学芸係長さんも駐車場整備で続々と訪れる観覧者への対応にあたっていらっしゃいました。
その姿にまた、大変頭がさがる思いで作品を堪能させていただきました。
           
    
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2017年05月16日

土佐の龍馬 肥後の小楠 展 の展示が濃い!

息子を口説いて男2人で熊本県立美術館に行きました。
熊本地震では収蔵品の一部に被害がありましたが、以前のように展覧会が開催されるようになりました。

今年度初の大型展として
 
土佐の龍馬 肥後の小楠」展が開催されました。

BlogPaint
会場入口では龍馬と一緒に写真撮影を行うことができます。

なお、「開催されました。」というのは残念ながらこの展覧会は5/14で終了したからです。

ただし、展覧会中の龍馬関連の史料は6月1~25日の期間に東京の「目黒雅叙園」で巡回展が開かれるようです。


ただ今、高知県立坂本龍馬記念館はリニューアルの最中であるため全国巡回展が実現しています。
ryomakan
本家の坂本龍馬記念館のリニューアルにも期待!

横浜市の設計会社ワークステーションさんがきっと素敵な新館を設計してくださることでしょう。


さて、会場内では坂本龍馬が姉の乙女さんや後藤象二郎に宛てた直筆の書簡や下関海戦図、幕長海戦図等の資料に加え
 
ryomawaki
龍馬が愛用した脇差等が展示されています。

また、龍馬が訪れたことがある熊本藩の儒者・横井小楠にスポットを当て幕末の肥後についても特集されています。

激動の幕末の時代に、国事に奔走した二人の足跡を辿った良展だと感じました。



熊本県立美術館は熊本城の広大な敷地内にあります。

その熊本城は修復に向けて工事が始まりました。


天守閣には鉄骨が差し込まれ、足場が組まれています。この後周囲には飛散防止の幕が張られますのでこれが見納めとなります。


熊本や熊本城が大きな災害にみまわれたのは昨年が初めてではありません。 

古文書や絵画等で熊本の震災史を振り返り、復興を目指した人々の歩みに目を向けた展覧会がこちらです。   
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「震災と復興のメモリー@熊本」(~5/21まで)

展覧会では元和5年(1619年)に倒壊した八代の麦島城にかわり新築された八代城の図や、寛永10年(1633年)に発生した熊本地震に関する証言書などが展示されています。

なお特別展示されていた
edoansei
国宝「江戸大地震乃図」 (安政江戸地震の情景を描いたもの)を観覧することができたのは良い体験でした。


当初、息子はいやいやながらついてきましたが、龍馬(ゲームのキャラで出てくるので名前は知っている)に関する展示や常設展示されている印象派の洋画などをじっくりと眺めている姿も見られ、父に「しめしめ」と思わせた一日でした。

 
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2017年04月25日

人吉鉄道ミュージアムは子ども連れに優しい!

久しぶりに熊本県人吉市に行きました。

JR 人吉駅 及び くまがわ鉄道 人吉温泉駅

の隣に2年前にOPENしたのは
 
人吉鉄道ミュージアムMOZOCAステーション868


九州の鉄ちゃんなら、分かりますよね?
水戸岡 鋭治氏のデザインです。

ちなみに「MOZOCA(もぞか)」は可愛いという方言、「868」は熊本県人吉市や球磨郡の郵便番号です。

館内は

様々なプレート等マニアが喜ぶ展示もありますが、メインターゲットは小さな子ども連れの家族です。

ミニトレインは片道100えんで乗ることができます。


ミニトレインは館内を飛び出し、100m離れた人吉駅まで運行されています。

我が家が訪れたのは残念ながら終電後でした。

館内には他にも

子どもシアター


子ども講義コーナーなど、子ども目線の施設が満載です。

これらの椅子は



幼稚園児や小学校低学年にぴったりの可愛いサイズです。

屋上テラスからは人吉駅と発着する電車を見ることができます。

石造機関庫
1911年(明治時代)に建造された日本国内唯一の石造鉄道車庫です。

しばらくすると

観光特急「かわせみ やませみ」が通り過ぎました。

なお、亭主世代の熊本ケンミンは、JRの列車のことを電化、非電化に関わらず「汽車」って呼んでいました。
てゆーか、今でも呼んでいます。

対して、熊本市内の軌道を走る「熊本市電」のことを「電車」と言っています。



さて、人吉駅構内では名物「やまぐち」の立ち売り駅弁のおじさんがいらっしゃいました。

快く写真を撮らせていただきました。

現在では駅弁の立ち売り販売は全国でも数カ所でしか行なわれていません。


人吉駅敷地内には、種田山頭火の碑がありました。

「焼き捨てて日記の灰のこれだけか」

昭和5年9月、熊本県八代市の日奈久温泉から始まった山頭火の行乞(ぎょうこつ)において、人吉の宿で記したのが有名なこの句であります。


これまでため込んだ日記も焼いてみると灰(自分の生き様)はなんとわずかなものなのだ・・・


当ブログにそのまま当てはまる句であり胸にグサッと突き刺さりました(//∇//)



さーて!
人吉駅から徒歩数分の場所に人吉一の人気洋和菓子店が支店をもう一つ開かれました。

ラッキーブランチ 青井の杜


店先にはテラスが設けられています。

地元人吉の方々は大変奥ゆかしく(人目が気になるところで地元の方はテラスを利用するかしら?)と感じるくらい道路から丸見えでしたが、ターゲットは観光客なのでしょう?

ラッキーブランチの看板商品は

クリームチーズケーキです。

いつかはホール買いしたいと思っているのですが、ピース買い190円をテイクアウト!

爽やかで控え目な甘さが、またリピートしたくなる。球磨人吉を表しているかのような魅力あるスイーツです(^_^)



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2017年01月01日

新年!ジブリの立体建造物展に感動!


昨年は熊本県で大地震が発生し、お亡くなりになられたり、現在も大変な思いをされている方々がいらっしゃいますが、年がかわり少しでも気持ちを切り替えて頑張っていきましょう。



皆様明けましておめでとうございます(^^)

我が家のブログは復興の一助にもなり得ませんが、今年もご愛読の程よろしくお願いします。


まずはおせちをいただきます(^^)



さて、熊本市現代美術館で開催中の「ジブリの立体建造物展」に行きました。

三か月間のロングランですが、先日入場者数がなんと、15万人を超えた!との報道がありました。
小中学生は無料、かつ、12月17日(土)にディズニーのパレードが街中で開催されたことも入場者数を後押ししたようです。


その「ディズニーパレード」行ってみたかったのですが、当日、亭主は仕事だったためあきらめがついていました。ミッキー、ミニーと仲間たち、チップとディール、ダッフィーが来たよ〜とのことですが、11万人の人出と後から聞き、(回避してよかった・・・。)と思いました。


元に帰り、ジブリ展です。
朝から行きましたが入場券の列に行列ができています。なかなか熊本では見られない光景です。なお、当日券は大人1,300円ですが、JAFの会員証を提示すると1,000円で入場できます。


エントランスには

「ラピュタ城」が空中に浮いています。


「山鹿灯篭(やまがとうろう)」の技術で、木や金具は一切使用せず、手すきの和紙と糊だけで制作されたものです。

チケットを手に入れ、さあ入場!
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さっきから息子がポーズを取っているのは「油屋」(千と千尋の神隠し)の中に入りますよっ!の意でしょうか?


会場内にはZONEを8つ+熊本ZONEに区切り、ジブリ作品に登場する建物等の模型や背景画の水彩スケッチ、デッサン等が展示されていました。
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亭主のようなおじさんやおばさんは「アルプスの少女ハイジ」に登場するアルムのジオラマに目をひかれます。山小屋本体や什器、小道具の図面のデッサン(イメージボード)も本当に丁寧に細かくこだわってあります。「アルムのもみの木」まで忠実に再現してありました。

yahoo画像より

「油屋」の模型は高さ3mほどありますし、よく見ると基礎や柱もしっかり組まれ、配管も勾配がつきクオリティの高さに感動します。
yahoo画像より

ジブリの建造物って、例えばハウルの動く城なんかも「お金と時間はかかるけど建築することが可能」ですと!


yahoo画像より

三鷹の森ジブリ美術館には「コクリコ坂から」「カルチェラタン」を思わせる「吹き抜け周り階段」があるそうです。次回東京に行くと決まったら速攻ローソンで予約して見に行きます。


この展覧会は閉会間際です。たくさんのジブリグッズが販売されているだけでも楽しい(^^)  加えて大工道具や柱材の違い等も展示されており、建築関係者必見。まさにお値段以上の展覧会です。

          
    
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2016年08月26日

熊本で大人の展覧会をハシゴした!

地震で屋根や石垣が崩壊した「熊本城」は現在も立ち入り禁止です。
熊本の悲惨な姿を象徴してくれています。
地震は終わっていません。

そのお城の近くで開催されている展覧会

「熊本県立美術館」
こちらも彫刻や屏風などの収蔵品に被害があったとのことです。


「ランス美術館展」(~9/4)

ランス(Reims)市はパリの北東、シャンパーニュ地方の中心都市です。パリからTGV(新幹線)で45分ほどの距離にあります。歴代フランス国王が戴冠式を行ったノートルダム大聖堂があります。シャンパンで財を成した富豪たちによってランス美術館のコレクションが築かれました。

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カミーユ・ピサロ≪パリのオペラ座通り、テアトル・フランセ広場≫

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右中央は 藤田嗣治≪授乳の聖母≫

ランス市内には、フランスに帰化した晩年の藤田嗣治が手掛けた「フジタ礼拝堂」があります。
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「フジタ礼拝堂=シャペルフジタ」
この中には1966年(藤田80歳)の時に手掛けたフレスコ壁画が描かれています。毎日12時間壁と向き合い90日間で仕上げられたそうです。

なお、藤田嗣治作品を亡くなる間際まで守り続けた妻君代さんが2009年からこの地に眠られています。

さて「ランス美術館展」ですが、後半はほぼ「藤田嗣治展」でした。
熊本県立美術館は、藤田の系譜を辿ることを研究の一つとしていますので、開館40周年を飾るにふさわしい展覧会であったと思えます。

次回はぜひ熊本で「グラン・レオナール・フジタ展」でも開催してほしいものです。


次に、熊本城から10分程歩き、
熊本市上通(かみとおり)の長崎書店に行きました。

店内では油彩画家と陶芸家のコラボによる2人展が開催中でした。

「二人の視線」(~8/31まで)

画家 澤村武山 さん
陶芸 石井啓一 さん

それはありふれた風景、ありふれた器かもしれません。
しかし、その作品は一瞬時が止まったような静謐な世界を感じさせます。
日常とは、こんなにも美しかったのかと。

 
ギャラリーは4畳半ほどの面積ですが壁面いっぱいを使って作品が並べられています。


澤村さんの油彩画では熊本県津奈木町をモチーフとした作品が目を引きました。

 
石井さんは普段使いでこじゃれた作風がいいですね!


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2016年08月23日

福岡で子どもが喜ぶ展覧会をハシゴした!

「福岡市博物館」に行きました。
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福岡市百道浜にあります。

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日本で最も有名な「国宝 金印」が常設展示中です。

2015年10月13日の日記
「福岡市博物館で金印を拝みました!」を参照ください。
http://sekarashika.blog.jp/archives/2015-10-13.html

さて、福岡市博物館で開催中だったのは、
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「大アマゾン展」です。

世界最大の流域面積を持つ大河アマゾン。
広大な地域には熱帯雨林が広がり、多種多様な生物の宝庫となっています。
本展覧会では、アマゾン川流域に生息する生き物の多様性をテーマに、アマゾンを総合的に紹介します。

展覧会場内ではフラッシュを使わなければほとんど撮影可能でした。
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まずは太古の化石から紹介して

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ナマケモノ

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アリクイ

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鳥類の数々

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オウム

はく製ですが、今にも動き出しそうな表情を間近にみることができて迫力がありました。

今回の監修を担当され、これらのはく製や標本を丁寧に管理されている「国立科学博物館」が素晴らしいと思いました。

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ヘラクレスオオカブト

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タブレット付きの音声ガイドはあるポイントで覗くと鳥や蝶が会場内を飛び回ります。ポケモンGOと同じつくりであり、子どもが興味を持って学習に取り組めました。

アマゾン川に棲むピラニアよりも恐ろしい魚
それは・・・
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「カンディル」
大きな魚や人間の皮膚を食い破って入り込み、身体の中から駆逐して行く姿が映像で流れましたが、迫力満点でした。

テレビではさかなクンが紹介していましたね

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物販も大盛況!

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見どころたくさんで大人もワクワクする「大アマゾン展」
リオオリンピックと別の感動をもう一度!
9/4まで開催中です!


さて、展覧会のハシゴです。
大濠公園内の「福岡市美術館」
 とてもいい環境の中にある美術館です。

こちらはでは、「ゴジラ展」が開催中
1954年に初作が公開された東宝映画「ゴジラ」で使用された特撮の造形、デザイン画、セット図面、記録写真等から日本の映画人たちの想像力・創造力・表現力について検証し、ゴジラの魅力を紹介する展覧会です。

展覧会場内の一部は写真撮影可です。
「スペースゴジラ」


CG体験


新作「シン・ゴジラ」

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福岡市美術館がゴジラに襲われ、この展覧会を最後にリニューアルするという展開のPVが流されていました。

さて、福岡市美術館のような総合美術館で「着ぐるみ」を展示するなんて!というお叱りの声もあるかと存じます。
展覧会の会期中にも「なぜ、美術館でゴジラ展、なのか?」という講座が開かれており、学芸員さんが必死に抗弁しているようです。美術各界の批評や学芸員の葛藤やこじつけは置いといて、美術館もハコものの一つですので積極的に異種へ門戸を開放して、宝の持ち腐れにしてはならないでしょう。

ただし、今回の展覧会は「並べただけ、飾っただけ」的でクオリティに欠けた気もします。
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ゴジラを「うわーっ」て見上げても、この天井では現実に引き戻されてしまいますね。
また、少しだけでもいいですから「かつての作品映像」も欲しかった気がします。

器とマッチしていない部分は工夫が必要であり、学芸員さんの大胆な発想力も必要ではないかと思われます。予算の制約や版権の都合もありましょうが、日ごろから公的美術館としての確固たる信念を市県民に伝えてあれば、今回のような突飛な展覧会においても、観覧者の欲求を満たすことができるのではないでしょうか?

しかし、出品作品の貴重な記録の数々は素晴らしく、とてもいい展覧会でした。
こちらは8/31までの開催です。

以上、御清聴ありがとうございました


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2016年08月06日

鹿児島で動物園と水族館をまとめて!

梅雨明け鹿児島行脚の最終回です。
 
「平川動物公園」にやって来ました。

地方の動物園は改修ラッシュ!
最近はどの園も動物の展示方法に気を配っています。

「アフリカの草原ゾーン」
サイ、キリン、シマウマ等が同じフィールドで生活する様子が見られます。

わざわざ鹿児島の動物園に行く目的は
何と言っても
 
コアラがいるからです。

樹上のほぼ同じ位置にいましたが、
ユーカリの葉っぱを食べたりして思った以上に"動いて"くれました。


さて、急ぎ足で

「いおワールドかごしま水族館」
地元の方のお話しでは、(オーストラリアの建物をイメージ)してあるそうです。

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お隣の港には桜島行きのフェリーが着きました。
約15分で鹿児島港〜桜島港を交互に運行します。
昼間は15分おきに出港、夜間も1時間に1本、なんと24時間運行です。


さて、水族館です。
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「ジンベイザメ」の大水槽(定番)

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「クマノミ」(定番)

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とても優雅な「タコクラゲ」

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日本最大の昆虫「タガメ」

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孵化して1週間「アカウミガメ」の赤ちゃん

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「ナマコ」

さて、館内最後の展示は
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「沈黙の海」

この水槽には生き物は何も入っていません。

キャプションには次の解説が・・・

青い海 なにもいない
もう耳をふさぎたいほど
生きものたちの歌が聞こえていた海
それが いつのまにか、何も聞こえない
青い海

人間という生きものが
自分たちだけのことしか考えない
そんな毎日が続いているうち
生きものたちの歌がひとつ消え
ふたつ消えて
それが いつのまにか なにも聞こえない
青い 沈黙の海

そんな海を子供たちに残さないために
わたしたちは 何をしたらいいのだろう?


初代館長が海の環境問題について伝えたり訴えたりするためにこの展示を思いついたそうです。
お子様と共にちょっとだけ足を止めて館長の意思を伝えてあげてほしいものです。
(我が家の息子は「ふーん?」とスルーしましたが




はい!地味シリーズ終了!

水族館でやはり大人気なのは
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「イルカのショー」
見事なジャンプからの着水!

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はい!団体種目も金メダル!

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愛くるしい眼


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満員のお客さんも大満足!


さて、この水族館が素敵なのは、
館外でイルカのショーを無料で見ることができるのです。


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1日3回開催されているようです。

かごしまの方はとてもオープンで気前が良いですね
最近は熊本県内でもこの両施設のCMをよく見かけます。
鹿児島県は、お隣さまで気軽に行けて見どころ、食べどころ満載で素敵な県でした😄



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2016年04月01日

恐竜の島「御所浦」で化石を発掘!

亭主の天草生活も3年目を迎えました。

春休みの息子を連れて
熊本県内唯一の離島(群)である
「御所浦(ごしょうら)諸島」
生まれて初めて行きました。

熊本県天草市の本渡港や倉岳町の棚底港からフェリーや客船で
約30~45分の所にあります。
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行きはパラパラッと雨が降りました。

「御所浦島」に着くころにはいい天気になりました。
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右が御所浦島、西側は牧島。
どの島も平地は少なく山の緑が覆う島々です。


この御所浦は恐竜の島として売り出しています。 
1997年、恐竜化石の発見を機に熱が高まりました。 
地質学的にも貴重な島であり
今では島諸全体が「日本ジオパーク」に認定されています。

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港にはティラノサウルスのモニュメント
このようなモニュメントが島の至る所にあります。

港から徒歩1分のところにある
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「天草市立御所浦白亜紀資料館」に行きました。

館内には島で発見された恐竜などの
化石の数々が展示されています。
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この資料館では「ハンマー」を貸してくれます。

なぜか?

なんと!
来館者自身が
「化石を発掘できる!」のです。

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館から徒歩数分の「化石採集所」です。

石がゴロゴロしているので、
足をくじかないよう気を付けてください。

早速、発掘開始!
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ハンマーで石をカチンカチンと叩いて割ります。
飛び散った破片で眼を傷めないよう気をつけましょう。

すると
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化石発見!

「・・・何の?」

資料館へ戻ると学芸員さんがていねいに解説してくださいました。
どうやらこの化石は 
「プテロトリゴニア・プスチュローサ」という
二枚貝の化石だそうです。

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新聞紙にざざっと包まれた化石 ですが

なんと!

約1億年前の白亜紀のものです。


化石は持ち帰り可能ですが
もしも、状態が良いものが見つかれば資料館に寄贈し
発掘者の名前は館内に永遠に残るそうです。 

これぞ、男のロマンですね😊


御所浦島は海の幸も豊富なので次回は
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丸2年も仕事と育児を両立してくれたママを連れてきて
ハンマーを打たずに、うまい魚に舌鼓を打ち
感謝の意を表したいですね 

「いつもありがとうございます!」


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okazy1985 at 00:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)