2021年6月28日
この日から、熊本地震で大きく損傷した熊本城天守閣が5年ぶりに一般公開されています。

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本来なら4月28日から公開再開される予定でしたが、コロナの影響により延期されていました。

平成28年熊本地震にて、広い城内のあらゆる櫓や石垣が崩壊し、未だ本丸へ続く城内への道は閉ざされたままですが、仮設の大通路により観覧可能となっています。

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写真は桜の馬場へ下り降りる通路の惨状


5年前、幼い頃から毎日夕陽と共に眺めていたお城の天守閣の瓦が崩れ落ちる映像を見た時は本当に涙が出たものです。

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瓦、外壁、鯱
大改修を終えて美しさを増しました。

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こちら、平成27年(2015年)の写真です。
復旧前は瓦、外壁ともやや黒みがかっていますね。

後方に人だかりが見えますが「熊本城おもてなし武将隊」の演舞が行われていました。


さて
天守閣内の常設展示は一新されとても美しくなりました。
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熊本城は1600年前後、加藤清正公が従来の隈本城を取り込み築城したことが始まりです。

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西南戦争で焼け落ちた大天守の再建が完成したのは1960年

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平成の鯱と同型のレプリカは城内に展示されています。

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映像、実物、模型、解説を組み合わせ、国内外に誇れる展示に生まれ変わりました。

写真右上は宝暦の鯱瓦(1763)です。

6階天守閣からは熊本市内が一望できます
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熊本市東部方面、晴れている時は阿蘇の山々を見ることもできるでしょう。

美しくなった城内において、最も素晴らしいと感じたことは
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天守閣内にエレベーターが設置されたことです。

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かつては6階天守閣まで誰もがコンクリート造の階段を登る必要がありました。


建物の構造上、エレベーターは2回の乗り換えが必要ですが、障がいのある方、高齢の方、様々な方々が天守閣のてっぺんを目指すことができるようになりました。

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実に素晴らしく、感慨深い!


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大天守以上の価値を持つのが、築城当初から400数年を数え、創建当時の姿を現代に伝える宇土櫓(うとやぐら)

未だ瓦は落ち、屋根には雑草が生えたままですが、慎重な復元が待たれます。

他にも本丸御殿(ほんまるごてん)、奇跡の一本脚の飯田丸五階櫓(いいだまる)などお城の主要箇所が完全に復旧するのは2038年になるとのことです。

熊本城ガイド
https://castle.kumamoto-guide.jp/

熊本市HP熊本城復元計画
https://www.city.kumamoto.jp/hpKiji/pub/detail.aspx?c_id=5&id=18946&e_id=21


幼児期の頃に父母から連れて来てもらった監物台樹木園は令和6年まで休園中ですが、熊本市立博物館、熊本県立美術館など周辺には見学施設も充実しています。


お土産物も以前に比べてずいぶん垢抜けていますので、お越しの際はぜひご覧ください。

買わされました(^_^;)
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名水ボトル
加藤家の「蛇目の紋」と細川家の「九曜の紋」の2本セット




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