2018年11月23日
九州三大祭の一つであり、ユネスコ無形文化遺産に指定されている 八代妙見祭 を観に行きました。
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妙見宮の鳥居に神幸行列の神輿がちょうどかぶりました。

神幸行列は早朝に八代市内の塩屋八幡宮を出発し、市内数箇所では亀蛇(きだ=がめ)が演舞を行いました。

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朝の神幸行列を終えて、妙見宮隣のグラウンドに展示されている「がめ」です。

がめの尻尾についている赤い糸を持っていると縁起がいいとされ、見物客はこそっとむしり取ろうとしますが、法被を着た「がめ警護」の方がしっかり守っています。

息子は「亀蛇(がめ)」の警護を務める学校の担任の先生から赤い糸をもらい、ほくほく顔でした。

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各町内は九騎の異なる「傘鉾(かさほこ)」を持ち行列を行います。

奉納された飾馬が神社の敷地内を駆けました。
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神をあがため勇壮に舞い、参加者も見物者も伝統を重んじているところを世界も評価しているのでしょう。

この後、行列は祭りのクライマックス
砥崎河原(とさきのかわら)での演舞を行いました。
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(熊本日日新聞社より)

このように、ユネスコ無形文化遺産の名に恥じない素晴らしいお祭りです。


世の中には、カラオケマイクとスピーカーでアーケード内をギャーギャーがなり立て「なーん、こんくらい!」と子どもたちや公衆面前での、飲酒・喫煙・動物虐待を繰り返し、問題が発覚すれば「勝手連」と開き直り、トカゲの尻尾切りだけで事済ますコンプライアンス意識が著しく低い祭りが世の中には存在することも事実です。(まあ、新聞社の写真を使用する当ブログも言えたもんではありませんが)

八代妙見祭には、そのようなことがなく未来永劫、末広がって欲しいと感じました。