熊本県葦北郡芦北町(あしきたまち)の山城 佐敷城跡に初登城しました。

車で勾配を登り駐車場に停め、さらに徒歩で登ります。

しもた!足首を捻挫してたんだった!


本丸入口に着きました。

この城は加藤清正が、肥後国境を守る「境目の城」として築きましたが、江戸幕府の一国一城令の元取り壊され、さらに天草島原の乱の後、「壊しかたが甘い!」と幕府からクレームがつき、再度壊されたそうです。

登り終えたと思っていたら
さらに石段!(復元済み)

本格的に暑くなる前の時季で良かったと思いました。

標高87.3mからの眺めは格別です。

川の手前は「薩摩街道」鹿児島につながり、川の向こうは「相良往還」人吉につながります。

佐敷の町は、薩摩の国や球磨のほか、航路では天草地方へつながる交通の要でした。

街中の「宿」では、豊臣秀吉も篤姫も心身を休めました。(写真は交流館)


昭和5年9月13日には種田山頭火も佐敷の街を訪れ、三時間あまり行乞をして1泊40銭の宿「川端屋」に泊まっています。

薩摩街道から小道を入ると、山頭火の句碑がありました。

捨てきれない 荷物の重さ まへうしろ

佐敷城から西を眺めると

奥に見える「野坂の浦」は、奈良時代に長田王(ながたのおおきみ)が歌った名所であり、その歌は日本最古の和歌集である万葉集に収められています。

葦北の野坂の浦ゆ船出して水島に行かむ波立つなゆめ

訳:葦北の野坂の浦から船で水島へ行こう。波よ、決して立ってくれるなよ!


さて、山城を下り、西の不知火海方面へ行きました。

芦北町 計石(はかりいし)は不知火海に面している漁業の町

伝統漁法のうたせ船で、足赤えびや石えびなどの海の幸が港に水揚げされます。


それらの魚介類は他地域に流通され、これまで地元民もあまりありつけなかったそうですが、先日、町が地元水産業の情報発信と活性化を目的とした食堂を、OPENさせました。


芦北うたせ直売食堂 えび庵(エビアン)


店内の様子、40席程あり
先に会計を済ませるシステムです。


赤足えび天丼 1,500円

プリプリの赤足えびを贅沢に2尾使った天丼です。


衣は見た目より薄く、すぐにプリプリと弾力あるえびにたどり着きます。

えび本体の甘みと自家製つゆの甘辛さが相まってとても美味しいです。
頭も「剣先」をポキッと折れば、バリバリと食べれます。

お味噌汁は潮の香りがして、こちらも美味しい!

他にも単品メニューで季節のお刺身や

夏が旬の「石えび」のフライなどバラエティに富んでいます。

物販も充実

ちりめんじゃこも新鮮で美味しそう!

これはリピート必至です😄

 
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