「芸術の秋だし、県立美術館へ行こうよ!」
我が家のママにお伺いをたてました。

当初、ママはあまり乗り気でありませんでした。

しかし、
「鶴屋で大道産子市があってるよ!(開催されているよ)
と再要求したら

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即、査定OKが出ました

※「鶴屋」・・・熊本市通町にある熊本唯一の百貨店。
 熊本ケンミンには圧倒的な信頼を得ており、お中元やお歳暮
  は中身が同じ品物でも鶴屋の赤と青の包装紙にくるまれてい
  ればブランド志向の高い相手には2割増しで喜んでもらえる。
  という地域一番店。


まずは「熊本県立美術館」へ行きました。
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亭主の目的はコレ
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「ほとけの里と相良の名宝」展です。

熊本県南部の球磨地域は、中世の仏教美術が栄えた
「ほとけの里」であり、鎌倉時代から明治維新まで、
相良氏が700年にわたり領主であり続けた地域でもあったため、
数多くの文化財が散財せずにいました。

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球磨人吉地域の寺院に拡張高く保管されていた
御仏像が一同に会しました。

「この展覧会はすごい・・・」
亭主は息を飲みました。

何百年も前から各寺院に大事に保管され拝まれ続けている
御本尊さまを借りることは大変なことであり、
この展覧会の開催ために何年も前から調査や打ち合わせを重ねる必要が
あったであろうと思われます。

また、貴重な文化財や御仏像を一体一体
大切に輸送し展示するには相当な気苦労もあったかと察します。


会場では仏像だけでなく、数多くの古文書や刀剣なども展示され
アクセントが効いておりキャプションも分かりやすかったです。

このような壮大な展覧会を企画された
学芸員さんに感謝しながら観覧させていただきました。


一方、同館で同時開催されていたのが
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「ジョルジョ・ルオー」展です。

ルオーは20世紀初頭から戦後にかけて
フランスで活躍した画家です。
キリストや聖書の場面を多く描き、
また「キュービズム(野獣派)」の画家としても知られます。

黒い輪郭と荒々しいタッチ、単純化された形、
それでいながら晩年は明るい色彩を多用しています。
1958年に没した際にはフランス政府により国葬とされたそうです。

うーん、しかしちょっと分かりづらい・・・
初期から晩年までのルオーの油彩や版画の名品が
ズラリと並んでいるのですが、
展示にもうちょっとひねりが欲しかったです。

「額装の裏打ち」を紹介しただけでは弱い・・・
汐留ミュージアムとの契約の縛りがきつかったのでしょうか?

大衆を描いたルオーですからもっとドラマがあったはず
モローとの師弟関係、マチスやブラマンクとの比較など・・・
それとも、亭主が美術小説にかぶれ過ぎているだけなのでしょうか?

第3室の版画集ではちょっと飽きがきてしまいました。

しかし、これが来年の熊本県立美術館開館40周年につながる
布石と捉えれば大変意味深い予告編であり、
学芸員さんも「ニヤリ」と何か企みがあってのことだと推察します。


さて、ママ目当ての鶴屋百貨店「大道産子市」です。
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大賑わいです!

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どれもこれもおいしそうです。
石ちゃんがかぶりついているのは小樽の「若鶏半身揚げ」
ジューシーでとてもおいしかったです。

亭主が気に入ったのは、
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「侍プリン」
苦めのカラメルは男でもウマイ!と唸る品でした。

プリン本舗のHP
http://www.purin-honpo.com/

夜の食卓ではこのプリンを争い
家族喧嘩になりそうだったため
早速通販でお取り寄せしたいと思います


またこの日、キーケースを新調しました。
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「Lazy fellow」のキーケース

「すべて手縫い」により仕上げた熊本の革製品のお店です。
使っていくうちにしっとりと「良い色になるよー」と
革がメッセージを発しています。

縫い目がほどけたり、パーツが壊れたりしたら
修理してくれるそうで安心です。

ママとペアで大切に使います。
11月22日(いい夫婦の日)に
いいモノとの出会いがありとても良い日でした


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